バーチャル蠱毒と雨ヶ崎笑虹No.5がくれた“希望”の話

 本日、2018年12月5日に『最強バーチャルタレントオーディション~極~』、俗に言う『バーチャル蠱毒』の本戦が終了となる。
 そんなタイミングでふと思い立って、ブログを開設し記事を書くことになりました、どうもアシスさんだよ。


 わざわざこの記事を開いてくれた人に対して、バーチャル蠱毒を説明する必要もない気がするのだけど
 もしかすると、知らないまま見ている人がいるかもしれないので、軽くであるが改めて紹介しましょう。




 『最強バーチャルタレントオーディション~極~』とは。


 イラストコミュニケーションサイトの『ピクシブ』、芸能プロダクションの『ツインプラネット』、そしてライブ配信アプリの『SHOWROOM』の三社合同のバーチャルタレント企画、『AVATER2.0 プロジェクト』の最初のオーディション企画である。

 
 人気イラストレーターによって描かれた五人のバーチャルキャラクターの“魂”を決定するための企画であり、
 選ばれた人にはテレビ出演や育成マネージメント、雑誌モデル出演などが確約されるという流石に有名企業の合同企画だけあって気合いが入っているように見える。
 バーチャルタレントなのに雑誌モデル出演ってどういうことなの。

 
 そんなオーディションが大きく注目されるようになったのは、二次選考の『SHOWROOM予選』からです。

 一次予選を突破した総勢61人による、二週間ほどをかけて配信をして、その内容やら何やらで選考するという最近では珍しくない配信サイトを使った公開オーディションだ。
 (坂道合同オーディションとか、shadowverseのプロ選考とかで見た)


 同じ顔のキャラクターがtwitter上に現れたというインパクトや、そんなキャラクターたちが唯一の生き残りをかけてオーディションをするという邪悪さから話題となり、蠱毒だの、デスゲームだの、レビュースタァライトだの色々言われた結果、『バーチャル蠱毒』としての通称が定着して今に至る。
 

 ところで、『最強バーチャルタレントオーディション~極~』の『~極~』の文字をみるたびに、ラーメンの商品名みたいだなって思うのは僕だけでしょうか?
 ラーメンと言えば富次郎なので、これも富次郎の策略である説が濃厚である。やはり富次郎はラスボス


 さて、思い返せば、スタートダッシュイベントから波乱の二週間だったと思う。

 オーディション自体の総括は、多分僕以外の誰かがやってくれるだろうから、そちらにぶん投げるとして、だ。
 本題に入りましょう。



 今回のトークテーマは、タイトルの通り、アシスさんの推しであるところの『雨ヶ崎笑虹No.5』こと『ごーちゃん』の話である。


twitter.com


 スタートダッシュ38位、予選8位と奮わず、予選落ちとなりました。
 そこまで話題になったわけでもなく彼女のことを知らない人も多いはずなので、存分に紹介と言う名の推し語りをするね?


 ごーちゃんといえば、最初に挙げられるのはその『オタク』さである。
 予選イベントでの彼女の配信を見たことがある人であれば、彼女が延々と『推し語り』をしている光景を知っているのではないだろうか?


 FEのアイク、とうらぶの山姥切国広、ボカロのカイト兄……などなど、
 自分の好きなものについて熱く語る姿を存分に見られたのも多いだろう。

 
 何故か深夜に枠をとり、BL、推しカプについて二時間ずっと話し続けた時は、キャラクターに対する熱意しか感じられなかった。
 ところで彼女が設定語りをしていた『同性愛が普通の世界に転生する話』を書いてくれる人はいないだろうか。普通に読みたいんだが。


 そういった彼女の姿を見て、『雨ヶ崎のヤバいやつ』『限界オタク』と視聴者が口にしていた。
 
 本人は自分より深いオタクはいくらでもいると言ったが、彼女の推し語り中の『もう、すきッッッ!』の言い方は間違いなく限界オタクです。本当にありがとうございます。


 ここまで聞いた未見の皆様が恐らく思っていることがあるでしょう。
 「え? それって雨ヶ崎のキャラクターとして大丈夫なの? キャラ崩壊じゃないの???」
 と、心配になる人もいるはずだ。実際に視聴者にもそこをツッコまれたこともあった。

 
 ご安心ください。
 ここで、オーディションのメインページであるところの雨ヶ崎笑虹の設定のページをご覧いただこう。

 
www.showroom-live.com

お天気キャスター。暗記と勉強が得意。
自分の好きな話になるとノンストップで喋ってしまうオタク的な一面も。かなりの雨女。好きなお菓子はしけったおせんべい。

 
 >>自分の好きな話になるとノンストップで喋ってしまうオタク的な一面も。


 >>自分の好きな話になるとノンストップで喋ってしまうオタク的な一面も。


 >>自分の好きな話になるとノンストップで喋ってしまうオタク的な一面も。


 

設   定   遵   守



 好きなことに対して語る熱量は間違いなく他に負けていないし!多分推し語りの熱でいえば一番だったよ!
 具体的にいうと、僕が今までスルーしてたとうらぶに興味を持ったり、ボカロ曲を聴いたり、ゾンビランドサガを見始める程度には、推し語りに人の心を動かす『『『強さ』』』が存在したんだよ!!!!!
 一面どこか全面オタクだったじゃねぇか!!!!というツッコミは置いておいてだ!!!!!!!
 別に好きなことがBLだとダメとは言ってないのでこちらの勝ちです!!!!対戦ありがとうございました!!!!!



 冷静になろう。


 単純なタレント性だけで言えばそこまで突出しているわけではない。
 喋りの上手さだとか、配信の回し方とか、twitterの立ち回りとかだとか、他の候補者たちの方が上手だったように思える。


 それでも僕が彼女を推しと定めた理由はなんなのだろうか。

 まあ、上で散々語ったオタクとしての信頼性というところも大きいだろう。
 ただ彼女が初めから全力の推し語りをしていたかというとそう言うわけではないし、そんな頃から彼女を推していたのが僕だ。


 結論から言うと『波長が合った』からだと思っている。

 
 最終日に吐露していたように、自分の中での楽しさと、配信としての面白さに苦悩していたようだ。
 実際に何もないところから初めて、面白い配信を作っていくというのは難しい。


 そうやって試行錯誤しながら楽しい配信を作り出していこうともがいていた彼女の姿に、僕は惹かれていたのだと思う。

 
 だからこそ、ごーちゃんが楽しみ、その様子を視聴者も楽しむことができた『推し語り』に着地したことは本当に良かったと思っています。



 そんなごーちゃんの話の中で印象に残っていることがある。

 彼女が、ネガティブな思考をしている知り合いを話をしているときの言葉だ。


 「世界には楽しいことが沢山あるのに」


 最後の配信の後、その言葉に”ごーちゃんらしさ”があったんだと思った。
 楽しそうに『好きなこと』を話していた彼女は、間違いなく世界に楽しさを見出して、それを全力で生きていた。


 世界には楽しいことが沢山ある、ということを彼女自身の言葉が証明していた。


 そのあり方は、その優しさは、僕に”””希望”””をくれた。

 
 「世界に希望は必ずある」という希望だ。


 世界は優しくて、楽しいことはいくらでもある。
 だからこそ、そういう希望をくれたからこそ前を向いて歩いていける。

 
 彼女は僕の中に残した爪痕を残した。
 だけど人間の記憶は信用ならない。少しずつ忘れていくことがあるのだろう。


 だからこうやって、ブログとして、記憶に残すことにした。

 
 『雨ヶ崎笑虹No.5』こと『ごーちゃん』というキャラクターはもういない。
 
 
 それでも彼女がくれた希望が僕の中にある。
 「世界に楽しさの見出し、それを全力を楽しむ」、彼女がくれた希望がある限り『ごーちゃん』は僕の中に確かにいる。


 具体的にいうと発売がもうすぐに迫ったスマブラとかの発売が楽しみですねということになるのだが。


 まあ、それはそれとして(ジャガーマンシリーズ)。


 彼女の魂は配信を続けたいと言葉があったのだから、おそらく今後どこかで頑張ってほしいと思う。
 とネットの世界の片隅で、アシスさんは思うのでした。


 ・・・・・・。


 話のオチが見つからないので、例の言葉でこの記事を終わらせたいと思う。


 せーの。


スマブラやろーゼ!
 

www.smashbros.com